今回の耐震診断依頼者様の耐震結果は、【 評点 0.33 】(倒壊する可能性が高い)という結果です。
現場は焼津市の海岸よりで、建築竣工年は昭和49年 木造2階建てです。
今回の耐震工事はまず屋根の軽量化です。和瓦を金属屋根GL(ガルバリウム鋼板)横葺に葺き替えます。
屋根を軽量化することにより、補強箇所が減ることになります。金属にすると軽量化というメリットがご
ざいます。デメリットは雨音の問題や熱伝導でございますが、快適に過ごして頂く為にも強度を出す為の
下地材の上に、上記のデメリットを解決する施工を致します。
又、今回はモルタルの外壁で劣化が進んでおります事と、施主様のご要望で外観を新しくなさりたいとの
事でしたので張替る事となりました。
外壁を張り替えるという事ですから出来る限り外側から補強をして行きます。その分予算も下がります。
室内の補強は押入れの中のみでした。奥様は主人との思いでの詰ったお部屋ですから室内はできるだけ変え
たくありませんとの事でした。確かにそうですねぇ。私たちは工事させて頂くだけでは無く思い出も大切にし
て差し上げなければ使命を果たしたことになりませんから。
外壁はモルタルを解体し、金属の外壁(横葺)を張ります。窯業系は耐震をして多少はプラスにはなり
ますが、先々のアフターを考えますと金属の外壁のほうが、アフターのコストの削減・躯体への負担・雨仕舞
の良さから検討致しますと、やはり金属が宜しかと思います。
耐震補強は室外から14ケ所 室内は2ケ所で1階部のみでした。
付帯工事や追加工事がございましたので工事期間は2ケ月間でした。ご予算も相当でしたが各種補助助成
金がございますのでお施主様も工事する事が出来ましたとおっしゃておりました。又、弊社へ工事依頼する
前に、他社で見積を取り説明を受けたそうですが、金額や説明を受けた内容で私共ならと発注して頂きま
した。ありがとうございました。弊社は調査から・設計・申請・工事まで請負わせて頂いておりますので、
多岐にわたり、ご対応させて頂けると思います。リフォームは新築と違いまして工事が始まってから色々な
絡みが出てまいります。自社で工事をさせて頂いておりますので、其の辺りのご対応は良心的にご対応を
させて頂けると思います。どうか快適な日々を過ごして頂ければと思います。